つながり
手から手へ、心から心へ。
「結」の精神を現代に紡ぐ。
家づくりは、かつて地域の暮らしの中心にあり、人々が助け合う「結(ゆい)」の文化に支えられていました。私たちは、伝統工法の知恵を次世代へ伝える活動や、地域の人々と共に手を動かす場づくりを通じて、現代における新しい「つながり」のかたちを模索しています。
次世代へ繋ぐ伝統のバトン
大学をはじめ、中学校や高校などの各教育機関において、20年以上にわたり伝統木造建築の講義や実習を続けています。かつての教え子が立派な職人となり現場を支えてくれる「宝物」のような再会もありました。多様な個性を持つ若い世代に、日本の伝統技術と文化、そして美意識を伝えることは、私たちの重要な使命であると考えています。
「つくる」ことで「つながる」
地域の様々な団体や研究機関と連携し、家づくりを自分たちの手に取り戻すためのワークショップや企画に参画しています。自然素材に触れ、共に汗を流す。効率化された現代だからこそ、誰かと手を携えて暮らしをつくりあげていく「結」の感覚を、地域の人々と共に分分かち合いたいと願っています。
志を共にする職人との連帯
「職人がつくる木の家ネット」の一員として、全国の職人・設計士と連携しています。無垢材や伝統技術を未来に繋ぐため、地域を越えて情報を共有し、技術力を研鑽し合っています。顔の見えるつくり手たちが手を取り合うことで、より持続可能で信頼できる家づくりを実現します。
PARTNERS & NETWORK
共に歩む、大切な方々
平地の杜づくり
Official Site →僕が震災後に石巻に来てから、ずっとお付き合いさせて頂いているウィーアーワン北上さんが中心となって取り組んでいる活動です。5年ほど前に始まったこの活動は、津波で被災した集落の跡地を「森に戻そう!」という思いから始まりました。土中環境から整える森づくりを通じて、地域の方々や、全国から訪れた仲間たちと共に今も継続しています。
阿部製材所|人と木を結ぶ南三陸町の製材所
Official Site →僕たち家族が南三陸町に移り住み、少しずつ建築の仕事に戻っていった中で、最も支えてくれた地元の材木店です。阿部製材所さんの支えがなければ、私たちの今はなかったでしょう。南三陸町の山から切り出した木材を、適材適所で製材していただいています。構造材から内装材まで、およそ木材に関係する注文にはすべて答えてくれます。数年前から「バイオ乾燥」という木材の乾燥設備を整えました。バイオ乾燥株式会社という所が開発した乾燥技術で、木材を傷めずにしかも少ない電力のみで乾燥させられます。それにより、木材の本来の良さを損なわずに、それでいて狂いの無い良質な木材をご提供いただいています。個人の方からの注文にも柔軟かつ丁寧にご対応いただけます。
青葉山公園 仙臺緑彩館
Official Site →最初のきっかけは、「建築学校」みたいなことができないかなという、僕個人の想いからでした。仙臺緑彩館さんは最近できた仙台市の公園にある施設ですが、様々なイベントや物販を行っている複合施設です。「青葉山エリアマネジメント」さんがそこの運営を行っています。去年から木工のワークショップを開いたりしてきました。来年度(2027年度)は緑彩館の中庭に「土壁の発酵蔵」を作ろうと企画しています。大人の方から子供さんまで参加できる内容を考えていますので、ぜひご参加ください!
東北行政事務事業協同組合 TOHOKU-ASCA
Official Site →私たちが昨年法人化する際にお世話になりました、石巻にある「あさひ行政書士法人」の代表である佐々木政勝様が中心となり立ち上げた団体です。生活のお困りごと全般についての相談はもとより、地域や生活の課題取り組み解決の道筋を探っていこうというアクティブな団体です。各種セミナーの開催や現地調査などを行い、メンバー同士の研鑽を深めています。私も去年からメンバーに加えていただきました。
DAMO - YouTube 建築の記録映像
YouTube Channel →2023年に始まり、2026年5月ごろ完成予定の物件の記録映像です。仙台市太白区の秋保温泉近くにあります。阿部製材所さんの采配により、建物に必要な丸太を地元の林業家さんに注文し、伐採するところから始まりました。壁は伝統的な竹小舞と土壁になります。約20tの土を施主さんの仲間が中心となり、藁を切り、水と混ぜ、一年ほど寝かせてから使いました。今の建築では希少となった竹小舞製作や荒壁塗り、プロの左官屋さんによる仕上げの工程などを記録していただいています。木材の手刻みや建て方も詳しく収録していただきました。まずは総集編をご覧いただくのがお勧めです。この映像作成はお施主様からのご提案と働きにより、映像作家の金谷竜馬さんが撮影、仙台市民文化事業団様からの補助事業として行わせていただきました。
写真家 鈴木 省一
Facebook Page →写真家の鈴木省一さんのFBページです。彼は私たちと同じく、東日本大震災の後に石巻に移住してきました。震災当初は石巻に本拠地ができた、「ピースボートボランティアセンター」で、災害復興に取り組んでいました。もともと写真家だった省一さんは、その活動のかたわら「いしのまきのあさ」というタイトルで、被災した地域、復興に向かっての足取り、三陸沿岸の自然や風景を、彼の美しい目線で撮り続けました。現在は石巻市の牡鹿半島で漁師として独立し、近海の漁を行いながら写真家としても活動を続けています。今回私たちのHP作成に当たり、彼が撮ってくれた写真もたくさん使わせていただきました。
